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ウィヒマン先生の診療室に見学に行ってきました。
5月にドイツ、バドエッセンにあるウィヒマン先生の診療室に見学に行ってきました。
途中バス、船、電車を乗り継いでたどり着いた田舎町でした。聞くところによると、バドと名前のつく町は保養地とのことで確かにゆったりとした素敵な田舎町でした。
ところで、ここの診療所は矯正医院としてはそんなに大規模なものではないのですが、工場の規模がとても大きくびっくりしました。なんといっても世界中から送られてくる診断用模型からオーダーメイドで正確なブラケットと、完成までのステップを作り上げるためのワイヤーを製作するところです。ほとんどの部分は企業秘密なのでここではお話しできませんがかなりの部分が手作業なのでびっくりしました。もちろん正確な最終ゴール作るためのコンピュータ分析の上でのメカニカルな最新の機械を併用していますが。
診療の内容については、当然のことですがウィヒマン先生のテキストや講義の内容を5人のドクター及び10名程度のスタッフにおいてそのまま正確に行っていることがわかりました。実は、この正確にという点ですがわれわれ歯科医師も技術の習得には本や写真では断片的にしか捉えられない知識を現地のドクターにアドバイスをもらいながら4次元的に少しづつつなぎ合わせていかなければいけません。ワイヤーとブラケットがコンピューター上で仕上げてくれるといっても、やはり途中の診断、調整に関してはドクターの判断と技術による部分がまだまだあると思いました。
2019年2月WINユーザーミーティング参加してきました
今回は上顎前突の治療方法を中心により良い改善点習得してきました。
また、最終段階でのより良い咬合、審美的改善を目指してどのようにしていくかウィヒマン先生のから細かいアドバイスをいただくことが出来ました
最近では舌側矯正でも抜歯ケースではミニインプラントを使用することにより抜歯スペースを有効に早く閉じることができるようになりました。
当医院も唇側矯正に限らず舌側矯正でも今後ミニインプラントをアンカーとして使用していこうと検討しております
ホームページをリニューアルしました
スマートフォンからでもアクセスしやすくなりました。
今後とも、倉敷市の白神歯科医院をよろしくお願いします。
WINリンガル矯正(DW Lingual System)
Dr.Wilman ウィヒマン先生のリンガル矯正のコースを今年も受講してきました。
感想としてこの舌側矯正のシステムは1年でかなり進歩したというのが実感です。舌側矯正を患者さんに行うと他の人に知られず勝手に治っていくといった感じで患者さんには大変喜ばれます。しかし、問題は術者の負担が大きいといったことでした。
今回のコースではこの点を解決するために、できるだけシステムおよびテクニックをシンプルに改善できたという事です。という事は今後患者さんの負担も軽減できるということです。
新しいシステムで当医院も取り組んでいきたいと考えております。
いっしょに来日されてたアレクサンダー先生にはたくさんのサッゼッションをいただき感謝しております。
新しい舌側矯正(見えない矯正治療)大人の矯正(成人矯正)
少し前の話になってしまいましたが、今年の2月にインコグニートの発案者であるDr.Wiechmann のコースを受けに行ってきました。日本人以外に、アジア、ヨーロッパ各国から受講生が集まってきておりDr.Wiechmann の人気の高さを感じました。
さて、この聞きなれないDW Lingual Systemsですが実はコンセプトはインコグニートと同じものです。もともとDr. Wiechmann がインコグニートを開発したのですが、その後権利を3Mに譲渡しその後は3Mが販売することになりました。Dr. Wiechmann はドイツ国内で同様のシステム(DW Lingual Systems)を立ち上げ国内で展開させていたのですが2013年よりヨーロッパを中心に拡大することになりました。舌側矯正のアドヴァンスコースでしたが内容的には同じでこのシステムはむしろインコグニートの欠点を補正したさらに良好なシステムであることがわかりました。
改善点として大きな点は
1. ブラケットの歯面への接着位置の誤差が少ないという事です。
私もインコグニートを行っている患者さんで経験することですが、やはりブラケットの位置のずれがあるせいか、ただ単に与えられたワイヤー(コンピューターによるベンディングマシーンで曲げられたワイヤー)をセットするだけでは最終的な歯並びのずれが生じることがあり私の方で微調整を行わないといけない事があります。
DW Lingual Systemsではこのズレを最小限にする努力がなされていることがわかりました。
2. コストを安くすることができました。
舌側矯正を快適に行うためには歯面に貼り付けるブラケットは既製品ではなくオーダーメイドでなくてはなりません。インコグニートではこのブラケットを鋳造することによってつくりますが、DW Lingual SystemsではCad/Camにより削りだして作ります。
製作コストを安くすることができオーダーメイドの舌側矯正では従来考えられなかったコストで提供することができました。当医院での全額矯正費用80万円です。(非抜歯ケース、税別、月管理料5千円)
ブラケット製作日程も短くインコグニートで2か月半なのに対してDW Lingual Systemsは1か月です。
3. そして何よりも重要なことはDr.Wiechmannのこのシステムに対する強い思いです。
私たちの診療室でのもし問題点が起こればそれを解決すべくDr.Wiechmannを中心とするスタッフがサポートしてくれます。ですからこのシステムは日々進化し最良のものに改善されてきています。
ボトックス治療
顔の皺を取る治療といわれているボトックス治療、美容整形ではアンチエージング 治療といわれています。今回お互いドクター同士で実習を行って来ました。治療はと ても簡単で私は額と目じりの皺を取るためにボツリヌス菌を注入しました。ボツリヌ ス菌と聞くととても危険な感じがしますが実はそうではなく毒性はほとんどありませ ん。もともと食中毒を起こす菌ですが顔面領域ではその数百分の一程度の少量を使っ て筋肉を麻痺させるわけです。顔面の皺のほとんどは筋肉が表面の皮膚を引っ張って できるので、これを引っ張らない様にするのです。
歯科領域ではこのボトックス治療を顎関節症に使うことができます。ほとんどの顎 関節症はかみ合わせと顎関節の不調和が原因で、それに様々なストレスが加わると悪 化します。しかし、過度の食いしばりがある人はこのかみしめる筋肉の力を弱めてあ げる必要があります。特にえらの張った願望をしている人にはこの傾向が強いです。
実は当医院でも、過度のくいしばりがある患者さんからボトックス治療の依頼があり 実際行いました。口腔内のかみしめによる歯の圧痕の傷も治り、快適な状態に改善す ることが出来ました。顔面のえらの張りも取れびっくりです。韓国では細顔を作るた めによく行う治療です。
舌側矯正・インコグニート
舌側矯正インコグニートの認定コースを受けてきました。今までワイヤーの見えない 裏側の矯正(舌側の矯正)というとどうしても患者さんの違和感が強く、治療時間も 異常に長く、また理想とする歯並びに改善することができないということでとてもお 勧めできるようなものではありませんでした。しかし、この新しいシステム・インコ グニートはそれらの問題点を解決してくれるものです。
インコグニートは、高解像度3Dスキャナー、CAD/CAM システム、Wire Bending Robot など、先端デジタル情報技術を駆使して作成された、完全カスタムメイドの舌 側矯正治療システムです。ブラケット、チューブ、ワイヤーは、各患者さんに合わせ て個別に作成され、結果として患者さんに快適であり、術者にも非常に予知性の高い 治療結果を達成することが可能なシステムです。
いままでブラケット(歯の表面につける金属またはセラミック)は既製品のものでし た。
また、ワイヤーは矯正医が自分で曲げて行くものでした。しかし、このシステムは治 療のための模型やレントゲンをドイツ・バドエッセンのトップサービス社に送ること により、その患者さんの歯の形に合った固有のゴールドの非常に薄いブラケットを作 って来てくれます。また、ワイヤーもあらかじめドイツの会社ですべてオーダーメ ードで作ったものが送られてきます。われわれはただそれをマニアルに従って入れる だけです。矯正治療を行うものとしては少し物足りない気がしますが、システムにの っとった確実な治療を行うことができます。ドイツ人の考えることは合理的ですごい ですね。
現在インコグニートは世界で最も普及している舌側矯正システムです。ヨーロッパ では、舌側矯正治療の70%以上を占めています。また、2011年ロンドンでの European Society of Lingual Orthodontics による歯科医の提出ケースの9割 がイン コグニートによるものでした。なぜでしょうか?その理由としては、このシステムを 採用した歯科医.がいままでの舌側矯正システムと明らかに違うアドバンテージを感じ ているからです。
日本ではそもそも舌側矯正自体が普及していませんが、その舌側矯正のなかでの普及 率がわずか15%にすぎません。患者にとっても、術者にとっても優れている方法に もかかわらずです。日本ではこのように素晴らしい治療に関しての理解が少ないので しょうか?金額的な問題もあるのでしょうか?私は私の許せる範囲のもっとも安い金 額で提供していくことにしました。何としてもこのシステムを広めていきたいと思 っております。
見えない矯正(クリアアライナー)
矯正治療を行いたいがワイヤーをつけるのは目立っていや、と思われている方はいませんか?また、そこまで歯並びは悪くないが歯を削ってさし歯にして治すのはいや、と思われている方はいませんか?
そんな方に朗報の矯正治療ができるようになりました。これは透明なマウスピースを装着して治す矯正治療です。
装着していてもほとんどわからないですし、装着時間もご自分で調整することができるので大変有用な治療法だと思います。
詳しくは最新の矯正治療の欄をご覧ください。ただいまスタート期間のため特別治療費にて行っております。
先日クローズアップ現代で『歯科インプラントトラブル急増の理由』というテーマの内容の放送がありました。
今回の放送はインプラント治療に関してかなり批判的な報道になっておりました。内容に関しては他のホームペーシにて確認して頂くとして、私なりの意見を述べさせていただきます。
NHKの放送を見てインプラント治療に関して否定的な考えを持たれた方も多かったと思います。
しかし、例えばスウェーデンではインプラントの会社である旧ノーベルファルマを国策として推奨してきました。
ノーベルという名はあの有名なノーベル賞から来ているわけです。
これを考えてもスウェーデン、そしてアメリカなどのヨーロッパでは確かに市民権を獲得しているわけです。
現在インプラント治療は科学としてエビデンスも多く蓄積され、術式や材料は日々進歩しており知識や技術の再構築によりインプラント歯学(Implant Dentistry Inplantology)として確立されています。
ところが、日本では放送であったようにインプラント治療のみがあまりにも歯科医院において収益率が高いため、
歯科医は本来、患者さんの利益を考えた上で最良の説明をしなくてはいけないのに、いつの間にか歯科医自身の利益を考えてインプラントを勧める歯科医が増えてしまい、結果として無理な治療を行ってしまい事故につながるケースが出てきたのでしょう。インプラントを大々的に勧めているところのうたい文句は、歯を失った時、もしブリッジなら両隣の歯を削らなくてはならないがインプラントなら隣の歯を削らなくていいといった説明でしょう。
でも、これとてじゃあ骨を削るのはいいのかという話になるのではないでしょうか?
また、奥歯がなくて入れ歯にしないといけないという人に入れ歯は噛めないからインプラントにしましょうと説明しますが、
それならきちっとした精度と咬合を与えた入れ歯は本当に噛めないというのでしょうか?
入れ歯を入れると引っ掛けている歯が抜けて来るといいますが、それは今まで入れていた入れ歯の設計が悪かっただけではないでしょうか?奥歯が2本抜けたまま放置しておくと残った歯に負担がかかって他の歯も抜けてしまうとか、
顎が曲がってしまうのでインプラントを入れましょうかとなるのですが、2本抜けたぐらいで本当に顎は曲がってしまうのでしょうか?
インターネットの時代になり、明らかにインプラントを大々的に宣伝しやすくなったため完全に歯科医院が経営戦略主体となってしまった悲しい歯科医、そしてそのこと自体も気づいていない歯科医が増えてしまったことが大変残念です。
その患者さんへの総合的な治療・長期予防的視野を考慮したなかで患者さんと話し合った上で患者さんの立場(経済的問題・手術に対する理解)に立って考えた上で本当に必要であればインプラント治療も選択されるべきだと考えています。インプラント治療が日本でももっと賞賛され信用されるよう我々歯科医が地道な努力を行って行く必要があると思います。
2011年10月より上顎前突(出っ歯)の治療に使う筋機能矯正装置【Multi System】が日本でもやっと認可がおり、
導入可能となりました。これは従来のワイヤーを使った矯正治療ではなく、
夜寝ているときにこの床装置をはめるだけで改善できるというすぐれものです。
日本での導入にあたって、この装置をイタリアで積極的に使って良好な結果を出しておられるDr.Francoが9月11日レクチャーに来られましたので、私も受けに行って来ました。
これは筋肉と顎の位置を適応させることにより上顎前突(出っ歯)を治療していくものです。
とても簡単な装置ですが正しい診断のもとで適切に使っていくと非常に効果的です。
当医院でも積極的に使って行こうと思っております。
詳しくは矯正治療の欄をご覧ください。